パラディグラの先発品【バイアグラ(Viagra)】について
- 商品名
- ステンドラ(Stendra / Spedra)
- 主成分
- アバナフィル(Avanafil)
- 剤形
- 薄黄色の錠剤
- 開発製薬会社
- VIVUS(ヴィーヴァス)社
- 販売名
- ステンドラ錠 50mg (一回量:1錠または2錠)
ステンドラ錠 100mg (一回量:1錠)
ステンドラ錠 200mg(一回量:1錠又は半錠) - 服用回数
- 1日1回
- 商品名
- シアリス(Cialis)
- 主成分
- タダラフィル(Tadalafil)
- 剤形
- 黄黄土色系の錠剤、ヨコ約12.3mm、タテ約7.6mm厚さ約5.0mm
- 開発製薬会社
- イーライリリー社(Eli Lilly and Company)
- 販売名
- シアリス錠 5mg (一回量:1錠または2錠)
シアリス錠 10mg (一回量:1錠)
シアリス錠 20mg(一回量:1錠又は半錠) - 服用回数
- 1日1回
効果効能
- ステンドラはネオパラディグラと同じ有効成分(アバナフィル)を含有したED治療薬(勃起不全治療薬)になります。
- シアリスはネオパラディグラと同じ有効成分(タダラフィル)を含有した先発品ED治療薬(勃起不全治療薬)になります。
- ステンドラ及びシアリスの効能は陰茎海綿体平滑筋を弛緩させ、海綿体洞への血液量を増加させることによって、陰茎のぼっ起をうながします。
処方対象
下記の症状の方が主に対象となります。
- 自力で十分な勃起を得られず、行為を満足におこなえない方。
- 医師により、ED(勃起不全)と診断され治療にバイアグラの処方が必要な方。
使用方法
- 成人男性は1日1回性行為の約1時間前に服用します。
- 1度服用した場合、次の服用は24時間以上あけてください。また100mg以上を一度に服用することはできません(強い副作用を伴います)
服用上の注意
- ステンドラ・シアリスには、性行為感染症を防ぐ効果はありません。
- 服用に対して自己判断して使用を中止したり量を加減したりすると本来の効果が得られないことがあります。医師の指示どおりに飲むことが重要です
- 食事とともに服用すると、効果に影響を与えることがあります。(血流が乱れ、陰茎部への十分な血液が流れづらくなります)
- 誤って多く服用した場合は医師または薬剤師に相談してください。(行為を行わず速やかに医療機関の診断を受けてください)
服用できない方
- 過去にステンドラ・シアリス錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある方。
- ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビドなどの硝酸剤等を使用している方。
- 心臓に障害があるなど行為が負担となる方。
- 肝臓疾患のある方。
- 低血圧、高血圧ともに血圧に問題のある方。
- 最近 6 ヵ月以内に脳梗塞、脳出血、心筋梗塞をおこしたことがある方。
- 塩酸アミオダロン(抗不整脈剤)を使用中の方。
- 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を使用している方。
ステンドラの歴史
ステンドラは新しいのED治療成分の一つで、グローバルに流通・販売・処方される国際的なED治療薬としては第4のED治療薬です。ステンドラはバイアグラに続けと、日本で研究開発がはじまったED治療成分で、2001年まで日本の大手製薬会社、田辺三菱製薬で研究開発が進められてきたED治療薬です。
2001年に田辺三菱製薬が日本やアジアの一部の地域を除いた全世界におけるステンドラの研究、開発、製造、販売に関する権利をアメリカ・カルフォルニア州に本社をもつ中堅製薬企業VIVUS(ヴィーヴァス)社 に譲渡しています。
2001年以降はVIVUS(ヴィーヴァス)社 が治験などの研究開発を主導し、2012年にFDA(アメリカ食品医薬品局)にED治療薬として認可され、アメリカにおける第4のED治療薬として販売、処方が開始されました。
シアリスの歴史
2003年にアメリカイーライリリー社より販売を開始。
2005年9月に日本で厚生労働省へ承認申請が行わる。
2007年~ 日本イーライリリー社より販売。
2009年7月発売は日本新薬へ移管。以降イーライリリーが製造販売、日本新薬が発売。