AGA統計

AGA統計

【AGAの年齢別発症率】

2013年にAGAの統計データが集計されています。全体平均でいうと、AGAの人は全体の約30%です。

【AGA増加の背景】

AGA(男性型脱毛症)は成人男性のなかでも割合が近年増加傾向と言われています。もともとAGAは年齢が進むほどに発症率が上がりますので、高齢化が進んでいる社会においてはAGA患者の絶対数は増えてきています。加えて少子化社会になりますと若年層にはAGA症状は比較的少ない為成人男性全体では発症率は上昇してしまいます。
反対に全体数としては少ないですが若年層にもAGAの早期発生率が見受けられます。これには食生活の乱れや肉類中心の食事などが影響して油分やコレステロールの摂取量が増え血管に負担がかかり加えて血液に発毛に必要な栄養素が不足していると言われています。また社会の急激な変化やストレスにより男性ホルモンのバランスが崩れて発毛に影響を及ぼす若年層が増えてきました。
現在はAGA(男性型脱毛症)という言葉自体が世間に認知されてきたことも男性の意識を変化させてきました。いままでは単純に髪の毛が薄くなる事は自然現象であり、洗髪剤(シャンプー)の影響や帽子のかぶりすぎなど原因が特定されず男性ホルモン(テストステロン)の変化によっておこる脱毛症(AGA)とは考えられていませんでした。また症状が特定されないため様々発毛方法(民間療法)が蔓延して男性型脱毛症の治療は不透明になっていました。その後テレビ・メディアなどでAGAが取り上げられ専門の治療機関・クリニックが開設されるなど原因と共に治療法も明確になってきました。その為AGAが発症していると意識する成人男性が増え発症率の増加につながっていると考えられます。

【AGA治療の検討】

治療の検討をしたことがあるかという問いに対しては、関心をお持ちの方が19.4%に対して、「AGA治療をしらない」という意見が34.8%と薄毛は治療で改善できることを知らない方もいるのが現状です。しかしAGAは早期発見早期治療が最も重要である事は認知され始めており、10年以上前に比べ薄毛治療への抵抗感も少なくなってきています。またAGA治療のクリニックは日々増加傾向にあり、通院自体は敷居が低くなってきています。
原因の一つとしてAGA治療の主なるものはカウンセリングと医薬品(フィナステリド・ミノキシジルなど)の療法です。診察からAGA治療薬処方まで10分程度短く、特別な器具や装置はほとんどの場合使用しません。
また定期的に治療薬の処方にいく必要があるため徐々に抵抗感は薄れてきており、処方時のカウンセリングはむしろ治療における不安や心配を解消するために役立っています。

【AGA治療への不安】

科学的医学的根拠も解明されてきたAGA(男性型脱毛症)治療ですが、一方では未だに積極的な治療を躊躇している人も多いです。治療に対する不安を上げる声もいまだにあります。

多く挙げられている意見としては
・実際に治療をしても発毛するとは思えない。(今まで育毛剤など効果が無かったので同じではないか)
・高額な医療費(AGAは保険対象外の為自費治療)がかかるのではないか。過去育毛クリニックで数十万円以上の費用がかかったと聞いて不安である。
・毎日服用するので身体に副作用などの影響があるのではないかと心配である。(一部副作用としてとして精力減退・精子減少また血圧低下などが大きく挙げられているため)

過去に多くの育毛剤が発売・流通しましたがほとんどの場合育毛発毛効果自体は不明確でした。市販されているメントールなどの清涼感を前面出した育毛洗髪剤(シャンプー)やトニック系育毛剤が主流で発毛を促す効果は決定的ではありませんでした。またブラシで頭皮を叩いく、頭皮マッサージ機など使用するなど医学的根拠の無い民間療法も数多くありました。その為AGA治療に対しても疑いを持っている人は一定数存在します。