ミノキシジル(Minoxijil)服用アドバイス

服用の注意事項

1.ミノキシジルをより効果的にする飲み方

ミノキシジルは、即効性のある薬ではありません。長い期間、継続して飲むことで効果が得られる治療薬です。毎日、きちんと一定量飲み続けることが大事です。

2.どのくらいの量を服用するの?

ミノキシジルタブレット1錠に、有効成分であるミノキシジルは5mg含まれています。必要なのは1日に2.5mg~10mgと言われていますので、1日1回1錠を服用するのが適当です。ミノキシジルは、飲めば飲むほど効果があるというものではありません。むしろ一度に摂取しすぎると副作用のリスクが増えてしまいます。決められた用量は、必ず守り続けましょう。

3.どのように飲めばいいの?

一般的に医薬品服用には、食前・食間・食後・寝る前と、その性質によって適切な服用時間帯がありますがミノキシジルの服用時間帯については具体的な指示はありません
ミノキシジルは自分の都合の良い頃合いを選べばいいのですが、24時間効能があります。その為24時間ごとに飲むのがベストです。
理由は有効成分が血液中で常に一定の濃度を保っている状態が望ましいのです。朝食後や昼食後という風に、自分にとって「飲み忘れない」タイミングで習慣化することが肝心です。
多様な生活のリズムなどを考慮すると、ミノキシジルの服用は「朝食後」が適しているといえます。また基本的なことではありますが、薬を服用する場合、水またはお湯で飲みましょう。
お茶や清涼飲料水などですと、その飲料に含まれる成分と薬の成分が、化学反応を起こしてしまうということも可能性としてあります。
ミノキシジルの持つ本来の効能が化学反応などで損なわれてしまっては意味がないのです。面倒であっても服用の際にはお水を用意しましょう。

4.飲酒との関係

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・血圧を下げすぎてしまいます。
ミノキシジルは元々、高血圧症の治療薬として、血圧降下が目的で作られた薬です。
その為血管拡張作用が働き、血圧を下げる働きがあります。
またアルコールには血管拡張作用があり、血圧を下げる働きがあります
これら2つが組み合わさると、大幅に血圧を下げてしまう恐れがあります。
元々低血圧の人がミノキシジルとアルコールを同時に摂取したら必要以上に血圧が下がりすぎてしまいます。

・肝臓に負担がかかります。
ミノキシジルの服用と同じ様に、アルコール摂取でも肝臓に負担がかかります。
アルコールは肝臓で分解し、解毒されます。
しかし同時摂取で肝機能が弱まると、この働きが正常に作用しなくなる恐れがあるのです。
お酒をよく飲む人は気を付けてください。薬の成分は服用すると一時的に体内の肝臓に留まるようになっています。アルコールも肝臓で分解されますから、飲酒の直後に薬を服用するのは、肝臓の負担をさらに増やすことになります。お酒を飲まれるのはほとんど夜ですので飯後や就寝時に服用するのは、避けた方が良いでしょう。というのも、フィンペシアは副作用として、肝機能の低下という要素があります。もともと肝臓が弱い人は、最初に専門家へ相談することをおススメします。

5.飲み忘れたらどうする

毎日一定量服用するということがとても大事です。しかし飲み忘れることもあります。どのタイミングで気づくかにもよりますが「前日の分とあわせて2錠服用」というのは、効果が無いばかりか血圧の過剰低下や肝臓等への負担がかかってしまいます。元々適量を決めて(5mgまたは10mg)服用しているわけですから飲み忘れたらその日はあきらめて、次の日から1日1錠を守ることが大切です。

6.生活習慣

栄養のある食事を摂る、タバコをやめる、十分な睡眠を摂る、適度な運動をするなど。不規則な生活では体調が万全ではないと薬の吸収も悪くなります。
常に体調を維持しておくことも重要なので、意識して生活することが大切です。