2018/09/20

高齢者の夢精とED治療薬について

何事にも個人差があるように、高齢者の性のニーズも多様性がある。

近年高齢者の利用が増えたためにシニア割引を始たり、バリアフリー化するラブホテルも増加している。ED治療薬を処方する人の40%近くが65歳以上の男性であるという病院もある。老齢年金で熱心に性風俗店に通う高齢者の姿も珍しくない。

反対に高齢者の夫婦間で性生活を求めてくる夫を毛嫌いし、介護施設へ入所させてほしいと懇願する高齢の妻もいる。

更年期を迎えた女性は一応に閉経を伴い、同時に女性ホルモンの分泌が減少し、愛液の分泌も減少する為、性交時に痛みを伴う事が多くなる。

男性は更年期を迎え男性ホルモンは減少するものの、性への関心があれば、精力剤やED治療薬を服用すれば勃起もするし、性交渉も問題はないが肝心の妻に受け入れてもらえない事が多い。

高齢の妻からすれば、セックスに対する興味も薄れている中、孫もいるのに・・・等世間体を気にする傾向もあり、高齢の夫は仕方なく性風俗に走るかオナニー(自慰行為)をするか或いは我慢を余儀なくされる。

高齢者でも我慢をし過ぎると稀に夢精をしてしまう人もいるようで、高齢になっての夢精は恥ずかしいものがあるので自分で汚れたパンツを洗う事にもあるでしょう。

夫婦間の性のギャップと行き場のない欲求は切実なものです。

逆に更年期を迎えた女性でも今までと変わらずセックスをしたくなるし、愛液は少なくなっても、市販の潤滑ジェリー等で性行為(2~3回/月)を楽しむ方もいます。

高齢になっても、性欲が強い妻を持った旦那さんはED治療薬や精力剤で年老いた妻の相手をしなければならずこれも辛いものがあります。

これからも日本の高齢化は更に進んで行きますが、この様な問題は殆んど表に出て来ることはありません。

しかし現実問題として認識を広め、社会的レベルでの問題の取り組みをしていかなければならないと痛感します。

参考文献

https://dot.asahi.com/wa/2016110200250.html

https://synodos.jp/welfare/21421/2