ED治療薬過剰摂取
■ED治療薬への期待
EDを克服したいと考えている成人男性は年々増加傾向にあり、ED治療薬(バイアグラ・シアリス・レビトラ)は一般的な処方薬として非常に高い需要を持っています。加齢進行にともなう勃起不全治療を半ば諦めていた成人男性にとっては画期的な医薬品として使用されています。
■ED治療薬の過剰摂取
強い勃起力を求めて一度に多量のED治療薬を服用するケースが使用者の中で見受けられるようになりました。
勃起不全は男性にとってコンプレックスであり、性行為の時に不安になってしまう為、必要以上に服用する人がいます。臨床実験で過剰摂取をした場合の身体の症状を見た場合、有効的な効果(勃起状態)は適用量を服用した場合と大きな差は見られませんでした。しかしながら有害的な事象(副作用)においては上昇することが明らかとなりました。ED(勃起不全)治療薬の有効主成分(クエン酸シルデナフィル・バルデナフィル・タダラフィル)は血管拡張作用を起こし血流増加が起こります。そして陰茎部の海綿体平滑筋を緩め血液を流れ込むようにしています。しかし血流増加が過度に起こると顔のほてりを始めとして重度になると頭痛や吐き気、胃痛を引き起こすことがあります。ED治療薬の過度な投与を行っても有効性に大きく変化は無く逆に副作用の増加や重症性が引き起こされることがわかっています。より良い勃起不全の改善を求めてバイアグラなどを多量に服用すると他の身体的問題に直面してしまい、性行為そのものを行うことが困難になってしまいことがあり逆効果となります。処方された医薬品は長年臨床試験を繰り返し確立された服用方法・使用量になりますので自己の判断で使用しないことが望まれます。