ED治療とカフェイン
■EDにコーヒー
コーヒー・紅茶またはコカ・コーラなどにはカフェイン(興奮作用を持ち精神刺激成分)が含まれている。また表れる作用として覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用があります。このようにカフェインのような刺激物質を摂取している場合にED(勃起不全)との相関性を記述いたします。
■EDに効果
カフェイン物質がED(勃起不全)に効果的・有効的かもしれないという報告があります。カフェインとEDの関係性を調査した報告によりますとカフェインほとんど摂取をしていない被験者(一日の摂取量0-7mg)に対しカフェインを85-170mg摂取している人、171-303mg摂取している人はEDの発生率・有病率が6割も低いことがわかりました。
コーヒーに換算すると2杯から3杯ほどとなります。毎日コーヒーを飲む人はEDになりにくいのではないかと言われています。カフェインを摂取することにより陰茎部の海綿体平滑筋や動脈が弛緩する効果があるようです。また抗酸化ストレスを減少させる効果も認められています。しかしカフェインを300mg以上摂取した場合により効果があることは無く適量のカフェインが効果的である事もわかりました。また一方ではミネラル成分(亜鉛など)の吸収も妨げられるため超過摂取は逆効果となります。
■カフェイン効果の注意点
カフェイン摂取によるED改善に効果があった対象者をみていると高血圧・肥満・糖尿病の患者は当てはまらないことがわかりました。個人の体質・持病によりカフェインが有効なのかまた摂取を控えるべきかどうかは専門医のカウンセリングが必要となってきています。