ホットコーヒーのEDに対する影響
■コーヒーの効能
コーヒーには日常生活で飲んでいるひとは非常に多く特に適量であれば脳の覚醒作用や健康増進、継続的な飲用においてはがんの抑制などの効果もあるとされています。過去にはコーヒー豆が薬として使用されていた時代もありました。現在は医薬品としての扱いはありませんがコーヒーに含まれているカフェインが脳の覚醒効果を促すことがわかっています。
脳内にはアデノシンという物質が存在しており人間の睡眠を促すようにコントロールされていると言われています。このアデノシンが脳内で一定量溜まると自然と睡眠に入るとされています。しかしコーヒーなどに含まれているカフェインを服用することにより、アデノシンの働きをブロックする現象がおこります。すなわち眠気を覚ます作用となるのです。
■カフェインのEDへの効果
成人男性(20歳以上)が一日当たりコーヒーを2~3杯飲む(カフェイン85mg~170mgを摂取する)とED(勃起不全)を起こす割合が減少することがわかっています。成人男性3000人以上を対象にコーヒーを一日2~3杯飲む男性は4割以上も勃起不全を緩和させることがわかりました。ED治療薬バイアグラの成分(クエン酸シルデナフィル)はカフェインと同様の成分効果があるとされています。カフェインに血管拡張効果があるようにバイアグラにも血管拡張作用があります。
■コーヒーの飲みすぎと勃起不全
コーヒーの香り、風味にはリラックス効果があり、緊張の緩和やストレスの軽減がみられることがわかっています。リラックス効果により筋肉の緊張がほぐれ血管が広がり、自然と血流が良くなると勃起もしやすくなり性行為もスムーズに行うことができると言われています。しかしながら適量で効果を発揮するコーヒー(カフェイン)ですが大量に摂取した場合には交感神経を刺激して精神を高揚させてしまう場合があります。精神が高ぶるとリラックスすることがしづらくなり性欲自体を降下させてしまう可能性があります。適量であれば問題なく好影響でありますが複数杯飲むことは逆効果となります。また胃腸が荒れて乱れるとED(勃起不全)治療薬を服用した場合、効果が低下してしまいます。胃腸の調子が優れずむかむかした状態では性行為も十分に集中行うことができないといったことも起こりえます。