テストステロンゲル
男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌量が少ない男性は勃起不全薬のバイアグラを服用しても勃起することができない可能性があります。この問題を解消するためにテストステロンゲルというジェル状の塗布薬を使用すると良いかもしれません。
バイアグラを服用している男性の約30%はバイアグラの効果を実感できてないといいます。その理由を専門の医師はテストステロンの減少が原因である可能性があると言っています。
そもそも男性ホルモンの低下は勃起不全や、うつ病、疲労、骨粗鬆症などを引き起こす可能性があります。
そこである研究が開始されました。内容は18歳から80歳までの男性でテストステロンの分泌量が平均より低くバイアグラの効果が現れない男性を対象に、12週間にわたり半数にテストステロンゲルを、残りの半数にプラセボゲル(有効成分を含まないジェル)をバイアグラと併用してもらいました。テストステロンゲルは皮膚に塗布され血液内に吸収されます。結果血液中のテストステロンの量が増加します。
研究者たちは4週間ごとに男性の性機能、性生活の状態、テストステロンの血液中濃度を調査しました。
テストステロンゲルを使用している男性は全員がバイアグラの効果を実感できたと言っています。またテストステロンゲルを使用した男性の34%が、勃起不全が治ったと報告しています。プラセボゲルを使用した男性は17%がバイアグラの効果を実感でき、プラセボゲルを使用した男性の4%が、勃起不全が治ったと報告しています。
勃起不全を引き起こしている男性でバイアグラが効かない場合テストステロンの分泌量が低下している可能性があります。
一度テストステロンの濃度、分泌量などを調べてみると良いかもしれません。