EDのパートナーを持つ人の状況
■EDとパートナーとのかかわり
男女がお互いを確かめ合う、精神的肉体的なかかわりとして非常に大切なものがあります。それは性行為におけるコミュニケーションです。目的は愛情の表現・子供をつくるといった現実的、精神的な問題を解決するべく、また豊かな生活を送るためにも重要な要因であるとともに近年は社会的な問題として取り扱われてきています。最も危惧されているものはやはりED(勃起不全)と言われています。特に若年性EDは問題となっておりボーイフレンド・夫が ED である、という状態が直面している女性も増えてきているのが現実に起きており医療問題としても取り上げられています。ED症状であったパートナーとのかかわりがある女性約500人にアンケート調査を行いどのような心理状態・行動があったのかを調べてみました。最初に一部結果を見てみるとEDがきっかけで他の男性に気持ちが動きいわゆる浮気などを考えてしまう事や女性自身が自信を喪失してしまうといったことが挙げられました。また男性パートナーに対してED治療を話しお互いに改善に努めようと試みますが拒絶されてしまい落ち込んだ心境になってしまう女性も現れています。女性の自信喪失も大きな問題としてとりただされています。
■女性から見たED症状の現状
年齢の進行や身体的な問題、持病や精神的な原因など複雑な要因でED(勃起不全)を発症してしまいますが実際問題女性は男性がEDであるという現実にどのような印象・心理的状態が表れるのでしょうか。
男性パートナーがED(勃起不全)であったことに対してもった印象としては全体数の約25%の女性が「ネガティブ」に状況をとらえているという結果が出てきました。マイナスの精神状態はそのまま自信喪失につながり日々の生活には大きな影響を及ぼしてしまいます。
加えて自分自身以外の女性パートナーなどで性欲・性交渉を満たしているのではないかという疑念が少なからず発生してしまい、双方の気持ち・精神に溝が生まれてしまいます。
深刻な事態となるとパートナーとの別れ、離婚などの自体まで発展するケースも見受けられます。男女関係においては重要な要因であり解決の糸口もありながら現状が改善できない場合が非常におおいです。また夫婦の人生生活のなかで子供が欲しいが性行為が正常に行えないことや性行為自体を楽しむことができなくなるといった現状には非常に不安・不満が募っています。男性パートナーのED(勃起不全)に対して女性自身が自信を無くしていると回答した女性は40%以上にも上り男性パートナーは自分だけの問題ではなくパートナーである相手の女性も不安にさせていることを強く認識しなければなりません。
■EDの治療とパートナーとの別れ
長年のEDが原因で別れ(離婚)を考える女性は15%もおり、EDは男女関係の終わりを導くきっかけにもなることがわかってきました。しかしながら別れを考える女性対象者にEDが回復、または治療を行うことによって関係が修復される・今後も一緒に過ごしていきたいと考える女性は約6割にも上りました。
一方でED発症により回復後も一緒にはいないと回答した女性も見られました。理由としてはED以外にも男性パートナーを受け入れらないマイナスの部分が際立つようになったという回答7割以上もみられました。また長期間性行為が行われないいわゆる「セックスレス」状態が愛情を冷めさせてしまったと言われています。EDが他の部分を際立たせるといった現象が起きていることも特筆すべき結果となりました。ED(勃起不全)は原因が複数ある事から正しい治療法を確立するのに個々に時間がかかります。男女パートナーでEDが双方で認識されたのであればできるだけ早く治療に進むべきであると言えます。ED治療薬(バイアグラなど)も数種類ありますので処方・使用法もカウンセリングが必要です。