セックスレス調査
■20代から40代の約半数が性行為減少
20代~40代男女約500人を対象に調査して結果、性行為の回数低下いわゆる「セックスレス」は約半数にものぼります。きっかけとなる原因は性欲の低下がもっとも高く30%以上の割合を占めています。男性女性の比率でみると男性は20%程ですが女性は約50%が性欲の低下・減退を実感しています。実際に性行為におけるEDの治療薬の入手も見られるようになり、医療機関でのカウンセリング・処方が顕著にみられるようになりました。男女全体の約半数が自身の性生活において減少を意識していると考えられています。特定のパートナー(妻・恋人)とのセックスの回数は月に2~3回が最も多く3割以上にも上り、現在は完全に「セックスレス」であると答えた割合は20%にも上ります。反対にほぼ毎日性行為に及ぶという回答は全体のやく2%程度にとどまり女性だけにおいては1%に満たない回答となりました。
■セックスレスのきっかけ
性行為に及ばなくなった大きなきっかけとして性欲の低下がもっとも多く30%以上を占めてしまいました。男女の比率をかんがみると性欲が低下した男性の割合は約25%に対し女性においては40%以上にもなります。年代別に詳しくみると30代が最も多く40代が続いて多くなります。30~40代女性の性欲低下が全体で一番顕著であり45%もの割合が性欲減退と出てきました。性行為減少者に対し現状より行為の頻度を増やしたいかという質問に対して全体の60%の回答が「増やしていきたい・充実した性生活を営みたい」となっています。男性女性の比率をみると顕著に差がみられ性行為回数を増やしたい男性は70%以上にもなりました。しかし女性全体では性行為回数を増やしたいと考える割合が50%を切る数字となり、男女の間で大きな差が生まれているという事が見てわかりました。女性の性行為に対して積極的な姿勢が見られなかった回答として性行為自体が面倒である、また非常に疲れるといった肉体的に加えて精神的な理由が多く見られました。また生活環境の中で子供がいるから性行為を行うことが難しい、と答える女性配偶者も多くいました。住環境もセックスレスの大きな問題となっていることが浮き彫りとなりました。反対に男性配偶者(主人・夫)が性行為に関して無関心であることも上げられ、性行為とはパートナーとの関係性で成り立っているともみられます。別の調査では成人男性の過半数が仕事での疲労(精神的・肉体的)を強く感じており性行為を行うことに対して抵抗感が生まれているとされています。性欲よりも疲労における睡眠欲・休息欲が勝っていることがわかります。また疲労からくるED(勃起不全)もわかっておりマイナスの積み重ねがセックスレスにつながる事が見て取れます。一方で女性の観点から配偶者(夫)の男性としての性的な魅力が感じられないといった過去には起きなかった事例も出てきました。知り合った当初、結婚前などの当時の印象から変化していき、また生活を共にすることにより慣れていき異性というより生活パートナーまたは家族といった心情になるようです。
■性生活の意識相違
パートナーとの性行為において変わらない快感をもっている男性の割合は50%近くになり、女性も性行為において幸福感をもつ割合は30%になります。しかし反対に女性の20%が性行為は面倒であると答え、パートナーと性的なコミュニケーションを避ける傾向がみられます。また性行為自体が快楽ではなく苦痛であると感じる女性も全体の5%以上を占め、性行為の深刻な問題を浮き彫りにさせている結果が読み取れます。
ED治療薬の使用についてはやはりはずかしい気持ちが大きい、医療機関で処方するだけでなく、インターネット通販で購入している男性の割合も年々増えています。