2017/08/08

40代EDインターネット調査

■40代の働き盛りの男性500人に質問
男性はおおよそ40代から身体の変化を自覚しつつあり、40代での平均的成人男性約40%が勃起障害を意識していると言われています。しかし実際に医療クリニック・専門医の診断診察を受けないことが多いとされています。大きな理由としては「まだ治療までする必要がないと感じている」、また今の年齢で通院するのは恥ずかしいと考えるひとが大多数を占めています。
調査対象者500名の中でも実際にED治療薬を購入する男性は約6%から8%います。医療機関で処方してもらう場合が多いですが、その他の購入方法で入手するED(勃起不全)治療者も一定数存在します。医療機関以外での入手方法にインターネット販売のED治療薬購入がありますが体調不良の報告も上がってきており、注意が必要とされています。
調査対象者の約20%が「EDかもしれないと感じる」と回答しています。加えて日常生活での性行為にたいして何らかの勃起障害を実感していると回答している人たちを合わせると40%にも上りました。ED症状の自覚に対して自己判断は非常にあいまいであり30代の時よりも陰茎が硬くならない、性行為の途中で中折れする、時折勃起自体が起こらない状態にも関わらず自分はまだED(勃起不全)ではないと考える傾向があります。
実際にEDである事を自覚して医療機関を受診したのはわずか15%程と少なく、理由としては治療するほどではないとする人もいますが心情としては恥ずかしい・治療に抵抗がある・通院することに足が向かないという回答が多く上がっています。またこれまでに医療機関で受診し、ED治療薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス)の服用経験がある人とほぼ同数が医療機関に行かずに自己の判断のもとネット上で勃起改善治療薬(主にジェネリック医薬品)を購入していることがわかりました。一部で服用方法を間違えて強い副作用を引き起こす報告も受けています。使用に関しては十分な注意と医師への相談が必要となっています。

■医師のコメント
社会的にも40代の男性は働き盛りで各方面において精力的に活動されている方が多いですが、その一方でED(勃起不全)の悩みは年々増えてきています。ストレスや持病・体力の低下など様々な原因が考えられますが、一番重要な事は医療機関に対する抵抗感にあります。病院は面倒だ、恥ずかしい、自分はまだたいしたことはないと安易に考え症状を放置したままにしておくことが最大のリスクとなると考えられています。ED治療薬の使用で勃起不全は一時的に回復できることは認識されつつありますが、いまだにEDは治療不可、回復できないと考えている方も多いのが現実です。しかし糖尿病を患っている方でも血糖コントロールの治療を続けることによりED治療薬の効果が表れる場合があります。これは自己の判断では非常に難しく、常用薬の見直しも必要になるため医療機関・かかりつけ医のカウンセリングが必要になります。治療可能の症例はとても増えてきています。インターネット調査で回答者のバックボーンに、年齢(加齢)だからあきらめるしかないという考え方が存在するようでした。

■治療の可能な症状
インターネット調査の回答で多く見られるED症状ですが実際は治療・克服可能である症例を上げます。

・勃起はするが、中折れすることがある(3回に1回程度)。
・勃起はするが、硬くならない(3回に1回程度)。
・勃起自体がまれにしない(2回に1回程度)

陰茎部海綿体に血液が流れない完全な勃起不全ではなくその時々の体調により満足な勃起が得られない場合は十分に治療可能なED(勃起不全)となります。処方薬の適切な服用、日々の食生活・日々の健康管理により勃起不全は克服できると言われています。医療機関では60~70代の男性もED治療薬に使用により勃起不全を解消し充実した生活を送っていると40代男性にアドバイスをおくっています。