ジェネリック医薬品とは
特許期限が切れになった先発医薬品の特許内容を基に作られる。
同じ有効成分の医薬品でも後発医薬品は複数存在し、その商品名は会社によって異なる。医薬品の有効成分は一般名 (generic name) で表せるので、欧米では後発医薬品を処方するのに一般名を用いることが多い。そのため後発医薬品に対して「ジェネリック医薬品」という名称が一般的になっている。
ジェネリック医薬品は先発品と同じ成分、薬効でありながら、安価で販売が可能である。理由は、先発医薬品のように最初から医薬品を開発する必要がないため、莫大な開発費用が必要ない。先発医薬品の場合、発売後も薬効及び安全性を証明しなければならずコスト高になるのが一般的。ジェネリック医薬品の場合、効き目や安全性は先発医薬品と同等である事が分かっているので、不必要なコスト負担を減らせる事ができる。したがって、使用者が負担する薬剤費を低減、また、ジェネリック医薬品は、医療費削減にも貢献している。
2006年時の国民医療費内の薬剤費は約7兆円を占めており、先発医薬品をジェネリック医薬品に置き換えることで、約1兆円の費用削減効果があるとの試算もある。
後発医薬品の普及は、アメリカ合衆国・ドイツ・イギリス・フランスなど、各先進国で進んでいる。その普及率はアメリカ91%、ドイツ82%、イギリス73%、フランス62%と、いずれも60%を超えている。
参考文献
Wikipedia
マイラン製薬
http://www.mylan.co.jp/ja-jp/businesses/generic-products/why-generics