EDと動物
■人間以外でもED
ED(勃起不全)を起こすのは加齢により人間の男性に起こるものだと思われていました。しかしED(勃起不全)は他の動物にも起こりえることがわかりました。EDにも様々な要因がありますが心因性EDは外的なストレスを受けることにより動物にも起こります。どのような原因で動物もEDが起こるのか検証してみます。
■哺乳類(サル)のED現象
サルの社会はオス同士の中で激しい生存競争にさらされます。強いオスはすべてのメスを得ることができる為オスは必死に過当競争に身を投じます。子孫繁栄の原理として行われる現象です。しかし弱いオスもまた強いオスの目を盗みメスと性交尾を行おうとします。しかしいつ自分の行っていることが強いオスに見つかるか気になりストレスになります。その為しきりに周囲を注意・警戒してしまい心的ストレスから心因性ED(勃起不全)なり行為がうまく行えないという現象が起こります。サルの社会では普段から力関係の序列が決まっており立場の弱いサルは緊張感や恐怖感に見舞われていることになります。
■人間社会との対比
人間社会でも仕事や人間関係のストレス、プレッシャーなどで心因性EDになってしまうことがあります。人間に起こる心因性EDは年代や社会的な地位も関係なく、また動物にあるような身体の危機にさらされることもほとんどありません。
しかし実際にEDを発症する成人男性は年々増加しています。まずは心身のリラックスをするように心がけ、ストレスをためないようにして運動などにより体力・自信をつけるようにしていくことが良いとされています。ED治療薬(バイアグラ・レビトラ・シアリスなど)の使用は動物には行えませんが人間であればサポート医薬品として心因性EDの改善につながると言われています。