インドジェネリック医薬品について
インド製の薬?少し不安に思われる方は多いのでないでしょうか?
インドでは医薬品の成分(物質)特許は認めておらず、製法での特許はあります。
つまり、同成分の薬品でも製造方法が異なると違う医薬品として扱われます。
従って特許有効期間中のものであっても、インドでは製法を少し変えれば違う薬品として製造し、販売することが出来ます。
特許有効期間中のものはジェネリック品と言うことは出来ませんので、インド製コピー品と表現した方が良いかもしれません。
日本でも1976年までは成分(物質)特許は認めていなかったが、製薬会社の開発意欲や探求心が失われる為、成分(物質)特許が守られるようになったという経緯があるので、インドもいつの日か守られるようになる日が来るかも知れません。
インド製でも成分が殆んど同じ、製法が少し違うと言うことですから、薬の効果もほぼ正規品と同等ですが、偽造品と呼ばれるものもあり、何を成分にしているか判らず、非常に危険です。
現在日本人向けインターネットでのジェネリック医薬品の販売サイトは多くありますが、不正サイトも多く存在します。
不正サイトからは高確率で偽造品をつかまされる可能性があり、偽造品を服用し重篤な低血糖症による意識の混濁状態に陥いったり、痙攣や意識障害により、病院に搬送され、脳血栓が見つかったと言う事例もあります。