2017/05/29

勃起不全と性行為の関係性

勃起不全の男性は、勃起不全でない男性よりも性行為の回数が少ないという報告がいくつかあります。

◆研究内容

ヨーロッパのある研究者が、性行為が少ないと勃起不全につながる可能性があることを主張し研究結果を世に発表しました。
しかし、多くの泌尿器科医はそれを認めようとしませんでした。
この研究は、50歳代、60歳代、70歳代の男性約1000人を5年間観察したものです。 1週間に1回未満の性行為しかしない男性は、1回以上の性行為を行った男性の約2倍の確率で勃起不全を引き起こしました。
結果性行為が少ない男性ほど将来的に勃起不全を引き起こす可能性が高いことが分かりました。

つまり体の身体能力は運動を行わないと低下するのと同じように、性行為を行わないと性機能は衰えていくと研究者は結論を出しました。

この研究では性機能を維持するためにはマスターベーションでもよいのかという問題については取り組んでいません。
ですがある泌尿器科医いわく同様の効果があると語っています。

性行為もマスターベーションについても勃起機能を担う神経線維および血管を保護し、勃起を行うために血液で満たされた陰茎内部の瘢痕化を防ぐと思われる。

だがその他の泌尿器科医は、まれな性行為はある程度勃起不全に関連しているが、勃起不全になる原因にはなりえない、また性行為やマスターベーションが勃起不全の予防になるというのは言い過ぎなのではないかという。

ですが性行為を行っているかどうかにかかわらず、勃起作用は大切です。
勃起をするということは男性の性機能を維持するうえでとても重要だと言えます。
また性行為自体にもデメリットは少ないと言われています。加えて性行為は男性の自信にもつながりますし、勃起不全でないという証明にもなります。

いくつかの例外を除いて、男性は睡眠中何度か無意識のうちに勃起をしているといいます。
さらに睡眠中に勃起をするだけでも勃起不全の予防になるともある専門家は言っています。