性に興味を持つことが勃起不全の予防になる?
ある研究によると性的欲求が衰えると勃起不全を引き起こすリスクが高くなるようです。
勃起不全ではないもしくは軽度の勃起不全である約800人の男性を対象とした調査では性的欲求や、性に興味のない男性は、性に興味のある男性に比べて約9年後に重度もしくは中度の勃起不全を引き起こす可能性が高いことが分かりました。
研究者はこの結果は性に興味がなくなると性機能が低下するからではないかと推測しています。
勃起不全を引き起こす原因について様々な研究を重ねてきたが非医学的な原因についてはほとんど研究がされていないようです。
調査方法は40歳から70歳までの勃起不全を患っていない男性を約800人選別し23項目のアンケート形式で調査が行われました。
全体のうち約180人(22%)が5年以内に重度もしくは中度の勃起不全を引き起こす可能性があることが分かりました。
年齢や肥満などその他のリスクを考慮した上で以下の結果が出ています。
・過去6か月以内に勃起不全を患っている男性は今まで勃起不全を患ったことがない男性に比べ勃起不全を引き起こすリスクが2倍近くある。
・10代の時に比べて性に興味がないと答えた男性は、性への興味は変わらないと答えた男性に比べ勃起不全を引き起こすリスクが2倍近くある。
・性的な夢を1週間に1回以下しか見ないと答えた男性は、週に2回以上性的な夢を見る男性に比べて約9年後に勃起不全を引き起こす可能性が2倍近くある
・1週間に1回以下しかマスターベーションを行わない男性は、1週間に2回以上マスターベーションを行う男性に比べて勃起不全を引き起こす可能性が2倍近くあるが、これは偶然であった可能性もある。
勃起をするという行為自体が勃起不全の予防になる可能性があります。
性に興味がある男性はそうでない男性に比べ勃起の回数も多く勃起不全のリスクを軽減しているのかもしれません。
しかし勃起不全の原因になりえるこれらのリスクは事前に予防することが可能です。