EDになる原因
ED(勃起不全)とは、性的刺激がうまく伝わらず、陰茎に血液が十分に流れ込まなくなった状です。
ED(勃起不全)の原因には大きく3つあり、原因よって対処法、治療法が異なります。
また年代別でもED(勃起不全)原因には傾向があります。
1.心因性 ED(勃起不全)
身体的には問題がないと言われている20~30代の男性にも多くみられる傾向があります。対象となる相手(女性)から正常に行為が行えなかったときに辛辣な言葉で、精神的なダメージを受けることが原因で正常な行為。
そういった対女性の失敗経験が心的外傷(トラウマ)となって繰り返されED(勃起不全)の症状が発症してしまいます。
これは治療薬を投与するよりは、メンタルのケア(パートナーとの相互理解、または心療内科などでのメンタルサポート)によって改善が見込まれます。また時間をかけた治療が必要になってきます。
2.薬剤性 ED(勃起不全)
内服している医薬品が原因で起こるED(勃起不全)で 抗うつ剤や降圧剤など特定の医薬品の常用によって男性機能が低下することがある。
また向精神薬は副作用としてED(勃起不全)を引き起こすと明記されていない為、主治医から伝えてもらっていないケースも多くあります。その為症状を悪化させ心因性ED(勃起不全)と思い来院した患者が初めて薬剤性ED(勃起不全)と知ることがあります。
傾向としては投与薬、常用薬の利用が増える50代以上から徐々に多くみられます。
よく知られている医療薬としては、中枢神経や末梢神経に作用する医療薬、循環器系に作用する医療薬、消化管に作用する医療薬などがあります。
3.器質性 ED(勃起不全)
病気がなくても、30歳を過ぎると加齢と共に血管は老化してくるため、血管弾力性が徐々に低下して(動脈硬化)ED(勃起不全) の症状を自覚してくる方が出てきます。動脈硬化になると血管が十分に拡がらず、血の巡りが悪くなり、陰茎海綿体にも十分な血液が流れ込まなくなり勃起を妨げてしまいます。
加齢が原因ではありますが食生活や生活習慣病が大きく関わってくる為、比較的若い世代(30~40代)にも多くみられ初めています。